ヘルニア 脱腸 高齢者

鼠径ヘルニア(脱腸)は高齢者がなりやすい??

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ヘルニアにはさまざまな種類がありますが代表的なものには椎間板ヘルニアと鼠径ヘルニアがあります。

 

ヘルニアとは病名ではありません。
身体の中の組織の一部が飛び出してしまう状態のことを指します。

 

鼠径ヘルニアとはお腹の中にあるはずの腸の一部が鼠径部(大腿部の付け根当たり)の筋膜から皮膚の下に出てくる状態です。
一般的には「脱腸」といったほうがわかりやすいかもしれませんね。
この脱腸は子供も大人もなる可能性があり、大人の場合は手術以外には治療方法がありません。

 

近年の手術の方法は入院期間が短期間で済むものも出てきています。
その症状は鼠径部の皮膚の下に腸の一部が出てきます。
そこには柔らかい腫れのようなものが出てきて押し込むと引っ込みます。

 

太ももや足の付け根あたりにお腹のほうから腸が脱出してきますので「脱腸」と呼ばれています。
症状が悪化してくると腫れた部分が引っ込まなくなって吐き気や腹痛の症状が出てきます。

 

このような状態になってしまうと腸や内臓の出口が締め付けられてしまい、血液の循環が悪くなったり最悪の場合内臓が壊死を起こします。

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そうなってしまうと致命傷になることがありますので一刻も早く病院へ行く必要があります。
脱腸に高齢者はなりやすい傾向にあります。

 

年を重ねて筋膜が衰えてくると鼠径管の入口が緩みます。
お腹に力を入れた時に筋膜が緩み、入口に隙間ができることによって腹膜が出てきます。
そこから袋状に腸が伸びてきて脱出します。
これを外鼠径ヘルニアと言います。

 

高齢者は筋肉が衰え腹壁の弱い場所を押し上げるように袋状に伸びてそこから脱出します。
これを内鼠径ヘルニアと言います。

 

なりやすい人は子供の場合は先天的なもので成人の場合は高齢者が身体の組織が弱くなることによって起こることが多いです。
中でも患者の80%以上が男性です。

 

女性は鼠径管のサイズが小さいためなりにくいと考えられています。
上記のような症状が出てきた場合には病院へ行きましょう。

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