ヘルニアの炎症を起こしている期間とは??
椎間板ヘルニアになってしまうと発症から1ヵ月は痛みが強く出ます。
その時期は急性期と言われており、痛みが最も強く出るときでもあります。
腰痛だけでなく坐骨神経痛と呼ばれる症状も出てきます。
その症状とは腰、お尻から足にかけても痛みが出ます。
ふくらはぎの外側にしびれなどが起こったり、足に力が入らないとったこともあります。
ヘルニアの痛みはどうして起こるのでしょうか??
炎症はどのように起きて、どれくらいの期間なのかをお話していきたいと思います。
椎間板ヘルニアとは椎体と椎体の間にあるクッションの役割をしている椎間板と呼ばれる部位があります。
椎間板の一部が飛び出して神経を圧迫して痛みやしびれが起こります。
その椎間板は線維輪(外側)と中心部分にある髄核というもので構成されています。
この髄核という組織が飛び出してきています。
このような状態を坐骨神経痛と呼びます。
スポンサーリンクこれは神経を圧迫しているところが炎症を起こしているから痛みが出てしまいます。
ただ神経を圧迫しているだけでは痛みは出ず、しびれやだるさなどの症状が残ると考えられています。
まず椎間板ヘルニアの治療は炎症を抑えることが重要となります。
急性期である1か月間は炎症による痛みが一番強いですので悪化させないように安静にするのが一番です。
症状が軽い場合には2ヶ月目から痛みが軽くなっていきます。
この時期から医師やスポーツトレーナー指導のもと、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動を行っていきます。
しかし自分の判断で無理に動かしてしまうと悪化してしまう恐れもありますので注意しましょう。
椎間板が飛び出している場合は白血球のマクロファージが飛び出した椎間板を異物とみなします。
そして飛び出している椎間板を除去し自然治癒する場合もあります。
近年ではMRIなどによって経過観察すると飛び出した部分がなくなったり縮んだりすることが分かってきました。
ただしこれには個人差もありますので全員そうなるとは限りません。
まずは医師の指示に従ってヘルニアの炎症を抑える治療を受けましょう。
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