椎間板と鼠径ヘルニア手術の成功率は何%!?
ヘルニアには数多くの種類がありますが椎間板ヘルニアと鼠径ヘルニアの手術の成功率についてお話していきたいと思います。
近年の医療の手術は進歩しています。
レーザーや内視鏡などといった患者の負担が軽減されるような施術も増えており、成功率とともに安全性も向上していると言えます。
従来の方法では全身麻酔をして切開するといったものになっていましたが身体にかかる負担は大きいです。
切開の範囲は小さければ小さいほど負担は少なくなりますし麻酔の範囲も全身よりは局所麻酔のほうが負担は少なく済みます。
ただしレーザーや内視鏡で施術する際には高度な技術が必要です。
レーザー治療では飛び出してしまっている椎間板を取り除ききれなかったり、神経を傷つけてしまう恐れもあります。
特にレーザーや内視鏡は目で見て行うものではなくモニター越しなどで行いますので医師の技術は高いものが要求されます。
また椎間板は腰だけではなく首の頸椎もあります。
頸椎のほうが腰椎に比べて難しいとされています。
頸椎は患部が小さく、反りの大きいため後方切開が困難とされています。
腰椎に比べて頸椎の施術を行っている病院は少ないですし、内視鏡などを扱える病院の数は腰椎に比べると少ないというのが現状です。
椎間板ヘルニアの手術成功率は「80%」以上となっています。
施術前の検査、画像検査などによって安全性を最優先させることによってこのような高い数値が出ていると思われます。
鼠径ヘルニアに関しても同様に成功率は高いです。
その施術は切開して飛び出してしまっている腸をもとの位置に戻し、弱まっている組織に人口の補強材で固定します。
通常の切開をする施術の中でも比較的簡単な部類に入ると言えます。
また症状が初期段階であれば入院をすることなく帰宅することも可能な場合もあります。
しかし症状が悪化している場合には例外となります。
このように成功率が高い水準となっている手術ですが、これは体力面や他の病気などのリスクがない状態での成功率となります。
体力が低かったり生活習慣病などの可能性があるとヘルニアの手術の成功率に影響が出てくると考えられますので直接医師に相談するようにしましょう。
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